スティーブ・ジョブズは、iPhoneに液晶保護フィルムやケースを付けず、そのまま”裸”で使うことを推奨していたらしいのですが、私はアップル製品にキズや汚れが付くのは絶対にイヤです。
絶対にイヤ。
MacBook Proも購入初日から電源を入れる前に画面だけでなくトラックパッドにも保護フィルムを貼り、リスト部に保護シール、外装にケース、キーボードにはキーボードカバーを付けてから使い始めます。
iPhoneも同じで、本体を「完璧防御」してから、初めて電源を入れます。
国内で販売しているiPhoneに愛想が尽きた私は、海外在住の友人に頼んでアメリカ版iPhone SEを購入しました。
購入を機にiPhone SE用の保護フィルムやケースを調達。
iPhone 3GからiPhone 4、5、6と使っているのですが、液晶保護フィルムもケースも付けずに裸で使うこともなければ、これまで他社製品に”浮気”したこともありません。iPhone SEもこれまでと同じモノを使います。
どんな製品を使っているのか?私のiPhone用定番アイテムを紹介します。
目次
電源投入前にSIMを取り外す
▼アメリカ版iPhoneには、なぜかSIMピンが付属しないので、予め用意します。アメリカのiPhoneユーザーは、SIMピンが付属しないことに納得しているのでしょうか?
▼アメリカ・Sprint(スプリント)社のnanoSIMカード。このSIMを取り外さずに電源を入れると、SIMロックがかかるらしい。
”らしい”と書いたのは、ネット上の不確かな情報のため。
Sprint(スプリント)版iPhoneは、アメリカ国内ではSIMロック、海外ではSIMフリーではないのか?
SIMカードを挿したまま電源を入れると本当にSIMロックがかかるかどうかを確かめるのは怖いので、電源投入前にSIMを抜き取りました。海外でもSIMロックだったら・・・と考えると、面倒なことは避けたほうがいい。
定番の液晶保護フィルム
iPhone 3Gから使い続けている液晶保護フィルムは、パワーサポートのアンチグレアフィルム。
フィルム表面がサラサラとしていて、指紋が付きにくく、指の動きがスムーズ。操作性は超快適。
同社の製品には、光沢のクリスタルフィルムがありますが、映り込み防止処理をしているアンチグレアフィルムが私の好み。室内で蛍光灯などの光の反射を軽減するので、画面を見ていてもまったくストレスを感じません。
非常に気に入っているので、これ以外の製品を使いません。これを超える製品があるのか?惚れ込んでいる製品なので、他社製品に”浮気”するつもりはないですね。
▼パワーサポート 衝撃吸収アンチグレアフィルムセット for iPhone5s/5 PJK-08
これまでは、通常のアンチグレアフィルムを使っていましたが、衝撃吸収アンチグレアフィルムセットが発売されていたので購入。お値段が通常版よりちょっと高め。
衝撃吸収性がどれくらい高性能なのかわかりませんが、安心料と考えば安い・・・かな?
▼セット内容は、衝撃吸収アンチグレアフィルムフィルム(液晶画面用)、衝撃吸収マットフィルム(背面用)、クリーナークロス、ダストリムーバー。
パワーサポートには、iPhone SE/5s/5c/5用の衝撃吸収アンチグレアフィルムセットに似たような製品で「PJC-06」という型番があるのですが、背面用の衝撃吸収マットフィルムが付属していません。
背面用の衝撃吸収マットフィルムが付属している「PJK-08」を購入しました。
液晶保護フィルムの貼り方
▼フィルムを貼るのに使うのは、マスキングテープ。ホコリ取りもマスキングテープで行うので、付属のダストリムーバーはこれまで一度も使ったことがありません。
▼いきなり貼り付けるのではなく、完成をイメージして位置合わせをします。
位置合わせで大切なポイントは、フィルムの切り抜きをホームボタンと画面上部のレシーバー/前面側マイク(通話の際に相手の声が聞こえるところ)に合わせること。
この2カ所に合わせると、ピッタリの位置に貼ることができます。
▼位置合わせができたら、フィルムがズレないようにして本体片側にマスキングテープを貼ります。
マスキングテープを貼るときに、どうしても数ミリズレてしまうことが多いので、ズレたらもう一度位置合わせをします。根気がいる作業ですが、ここをミスすると、フィルムの貼り付けが失敗しますよ。
▼マスキングテープは、本体裏側まで貼る。フィルムの貼り方は例えるなら、扉や蓋の開閉に使う蝶番やヒンジのようにフィルムと本体を閉じるイメージ、と思えばいいでしょう。
▼剥離フィルムを剥がすと、フィルムが自己吸着で画面に張り付きます。気泡が入っても気にしません。気泡よりも気にするべきは、ホコリの混入。
ホコリが混入していたら、フィルムが張り付かず点のように一部分だけ浮き上がるのを目視で確認できます。その浮き上がっている部分の中にホコリが見えるので、取り除きます。
▼ホコリ混入を発見したら、マスキングテープを2枚切って用意。1枚をフィルムの端に貼って持ち上げながら、もう1枚を画面にペタペタと押し当ててホコリを取り除きます。
▼フィルムの貼り付けが完了したら、付属のクリーナークロスで気泡を取り除きます。気泡を画面中央から端に向かって”押し込みながら追い出す”のがコツ。力を入れすぎると画面が割れるので、加減をします。
▼液晶保護フィルム貼り付け完了。寸分の狂いなく、ピッタリの位置。本体裏面も同じ要領で貼り付けました。
定番のカメラレンズフィルム
iPhone用ガジェットを記事にしているブログやサイトを見ると、液晶保護フィルムやケースのレビューはあっても、カメラレンズフィルムを取り上げていない。私から見ると、これが不思議でたまらない。
レンズにキズが付いてもいいの?
一眼レフやミラーレスカメラで写真を撮られている方なら、交換用レンズに保護フィルターを付けていませんか?私はキズ・汚れ防止のため、使用前に必ず保護フィルターを付けます。
iPhoneのカメラレンズにフィルムを貼り付けるのは、これと同じこと。
レンズにキズが付いても、キズの度合いや光の加減によっては、写りにそれほど影響ないかもしれません。
しかし、先程述べたように、私はアップル製品にキズや汚れが付くのはイヤ。絶対にイヤです。アップル製品は工業製品でありながら、芸術品でもありますからね。
カメラや車にキズが付いてもそれほど気にならないのに、私の中ではアップル製品だけは別。異常ですか?
カメラレンズフィルムの定番は、ラスタバナナの製品。
▼ラスタバナナ 皮脂・ファンデ防止フィルム iPhone SE/5s/5c/5 F702IP6C
▼液晶保護フィルムを販売しているメーカーでは珍しいカメラレンズフィルム付き。ラスタバナナの液晶保護フィルムは、これ以外にも種類があるのですが、カメラレンズフィルムはどれも同じ材質なので、一番安かったこれを購入。
▼内容物は、液晶保護フィルム、カメラレンズフィルム×2、液晶クリーナー、補助シール、簡単貼り方ガイド。使うのは、カメラレンズフィルムと補助シールのみ(赤い矢印)。
カメラレンズフィルムの貼り方
カメラレンズフィルムは2つあるので、失敗してもやり直しができます。
▼カメラレンズフィルムの一部を補助シールでくっつけて、カメラレンズにピッタリと合わせます。
カメラレンズフィルムを指で摘まんだり、フィルム全部を補助シールでくっつけると、貼り付けが難しくなるので注意が必要。
補助シールで位置合わせの微調整をして、よければ指で押さえて貼り付けます。
定番のiPhoneケース
▼ケースを取り付ける前に、SIMを本体に挿します。
ケースは、iPhone 3Gからパワーサポートのエアージャケット(クリア)の一択。これ以外の製品を使ったことがありません。
▼パワーサポート エアージャケットセット for iPhone5S/5 PJK-71
▼セット内容は、エアージャケット本体、AFPクリスタルフィルム、アンチグレアフィルム、超極細繊維クリーナークロス、フラッシュガード(予備用)。使うのは、写真右端のエアージャケット本体だけ。
▼ケース装着。見た目を損なうことなく、iPhoneを保護します。ウットリするほど美しい。ケース装着の難点は、側面の音量ボタンが押しにくくなること。音量は画面で調整できるので、困ることはありません。
これでiPhoneの「完璧防御」は完了しました。
定番のiPhoneポーチ
iPhone 3Gが発売された頃、iPhoneを入れるポーチがほとんどなかったので、当時ネットのレビュー記事で見つけたbuzzhouse design(バズハウスデザイン)のハンドメイドフェルトケース for iPhoneを購入。
こちらは、iPhone 4S用ハンドメイドフェルトケース。実際に使用したのは、iPhone 3G用。
しかし、フェルトケースは使い始めの頃はよくても、次第に表面がボロボロになり、見た目にも悪くなる。なので、これ以降、フェルト素材の製品は購入しません。
その後、iPhone関連のグッズがたくさん販売されても、自分が納得できる製品がなく、100円ショップのポーチで我慢。
値段を考えれば仕方なくても、やっぱり100円ショップ品質に納得できず、別な製品を探していました。
そして、たどり着いたのがこちらのポーチ。近所に出かけるときなど、普段使い用としています。
iPhone 6購入でサイズ的に使えなくなり、押し入れにしまっていたものを引っ張り出しました。
▼エレコム スマホケース ポーチ 4インチ対応 【出し入れしやすいスリップインタイプ】 ブラックP-01SNCBK
▼くびれ形状で握りやすく、質感がとてもよい。触っているだけで、安心感のようなものを感じます。
▼iPhone SEにジャストフィット。スリップインタイプで出し入れしやすい。
これを普段使い用にしていますが、もう一つ、旅に出かけるときにバッグやズボンのベルトに取り付けるポーチも押し入れから出して、もう一度使い始めました。捨てなくてよかった。
イスラエルのカメラやビデオカメラ関連のバッグメーカー、KATA(カタ)の製品。
▼KATA デジタルフラップポーチ KT DF-404-X(生産終了)
▼カラビナ(金具)で、吊り下げることができます。
▼「Xタイプ」と呼ばれる背面のベルトストラップは、縦横両方向にあるので、ズボンのベルトだけでなく、バックのショルダーストラップなどに装着が可能。縦横両方向に装着可能なポーチは、数少ない。
▼ポーチはクッション性が高く、iPhoneを保護してくれます。
▼4インチサイズにジャストフィット。
▼使い込みすぎて(?)、矢印の部分から中身が飛び出してしまう。生産終了品なので、もう入手できないのが残念。
昔、一時期KATA(カタ)のカメラバッグを使っていたことがありました。
KATA(カタ)は現在、三脚で有名なイタリアの写真撮影用機材メーカー、Manfrotto(マンフロット)に統合されて、Manfrotto(マンフロット)ブランドとして販売されています。
かつてのKATA(カタ)製品は値段も手頃で、使う側のことを考えている設計に共感は持てましたが、軍関連の用品を作っていたメーカーとは思えないほどバッグの耐久性がイマイチでした。
海外取材で帰国する頃には、破損して・・・。
私の使い方が悪かったのか?
三脚ケースだけは、デザインも使い勝手も、KATA(カタ)を超える他社製品が未だにないので、定番アイテムとして今でも使い続けていますが、カメラバッグは別メーカーに乗り換えました。
現在、私の定番カメラバッグになっているアメリカのthinkTANKphoto(シンクタンクフォト)は、荒っぽい使い方をしてもまったく壊れず耐久性はバツグンです。
その代わり、他社製品に比べて値段は高いですよ。
この記事は、iPhone関連の定番アイテム紹介でしたね。カメラバッグについて詳しくは、また別の機会にお話ししましょう。
さいごに
「定番アイテム」と言うからには、非常に満足度が高い、もっと言えば惚れ込んでいるから使い続けているのです。
実際、紹介したアイテムはどれも気に入っています。
別製品に”浮気”するとなれば、KATA(カタ)のポーチのように生産終了して入手できないから代替品を探すか、もしくは、同じ製品でありながら品質低下や改悪に不満を感じて他社製品に乗り換えるかのどちらかでしょう。
他社製品を試してみた気持ちは正直あるのですが、今のところ”浮気”するつもりはありません。
ちなみに、iPadにもパワーサポートのアンチグレアフィルムとエアジャケットを使っています。
以上、私が使っているiPhone用定番アイテムの紹介でした。