とある酒の席で、耳せんが話題になり、個人的に超オススメの耳せんがアマゾンで売っているよ、と言うと、知人から「耳せんなら100円ショップに売っているだろ」と言われました。
「100円ショップの耳せんって・・・質が・・・」と言いかけて、もしかして100円+消費税の割に意外と遮音性能が高くて、コスパがいい耳せんがあるかもしれない。
いや、100円ショップの耳せんは、やはりそれなりの質でしかないのではないか。
ん〜どっちなのだろう?
試してみないと、わかりません。
100円ショップの耳せんを可能な限り買い集めて、機内で試してみました。
この記事は、そのレビューです。
目次
100円ショップ耳せん全般に言えること
耳せんを機内で試すために100円ショップで耳せんを購入しなければなりません。
全国展開をしていて比較的有名な100円ショップと言えば、ザ・ダイソー、セリア、キャンドゥの3社。
このほかにも100円ショップは大小様々あるのですが、今回の実験では、この3社の耳せんを使いました。
同じ系列店でも店舗によっては、扱っていない耳せんもあるかもしれませんが、大型店へ行き、できる限る全商品を購入しました。
集めた耳せんは、
- ザ・ダイソー:5種類
- セリア:5種類
- キャンドゥ:5種類
同じ耳せんでバリエーションの違いなどもいくつかありましたが、3社から耳せんを買い集めてみたら、あることに気がつきました。
100円ショップ耳せん全般に言えることが2つ。
安っぽく見える
パッケージから取り出さず触らなくても、すべての耳せんが、いかにも安っぽく見えました。
材質がよくないので外見が安っぽく見えるのか、それとも”100均品質”という先入観なのか?
どちらが正しいのかわかりませんが、耳せんのパッケージを撮影中に感じたことです。
遮音性能の表記がない
これは、すべての100円ショップ耳せんについて言えること。
私の個人的超お気に入りアイテム・超オススメのMoldex(モルデックス)耳せんには、遮音性能としてパッケージにNRR29とかNRR33と表記されています。
このNRRは、ノイズ・リダクション・レーティング(Noise Reduction Rating)の略。アメリカの規格で、騒音を減らす遮音性能をdB(デシベル)で表記したもの。
この耳せんを使うと、これくらいの騒音を低減できますよ、という遮音性能、つまり製品性能が書かれています。他メーカーの耳せんも同じく遮音性能がパッケージに表記されています。
しかし、100円ショップ耳せんは、一つとして遮音性能(耳せんの製品性能)が表記されていません。
どれくらい騒音を低減できるのかの目安がない。
表示義務がないから表示しないのか?
遮音性能(耳せんの製品性能)をテストしていないか、もしくは、それほど遮音性能が高くないことを知っていて(隠して?)販売しているのどちらか、または、その両方ではないかと私は考えています。
▼機内の騒音レベルとオススメの耳せんについては、こちらの記事に詳しく紹介しています。
機内の騒音対策に最も効果がある耳せんはこれだ!「MOLDEX(モルデックス)使い捨て耳栓お試し9種類エコパック」を試してみた
100円ショップ耳せん装着実験とレビュー
100円ショップ耳せん装着実験とレビューは、下記の条件で行いました。
航空機:エアドゥ AIR DO HD 23便
12:50 羽田空港空港発 → 14:20 新千歳空港着
シート :42A(機首に向かって左の窓側席)
▼座席から見える窓の外。機体後部座席。搭乗日前日にチケットを購入したので、空席はここしかありませんでした。当日は、満席状態。
▼普段、私は機内で定位置に座ります。
▼離陸前、駐機場を離れて滑走路に向けて移動中。エンジン全開ではない状態で機内は、すでにこの騒音レベル。
▼福島県上空。高度12,315mで騒音は、83db(デシベル)。
この高度、騒音レベルで購入した100円ショップ耳せんを全種類を試してみました。
言葉による表現は得意ではないのですが、これから述べるレビューで、
- 耳せんをせずに、機内で聞こえる騒音(エンジン音)を「ゴー(大)」
- 耳せんをして1段階ぐらい音が低減された、と感じたときの騒音(エンジン音)を「ゴー(中)」
- さらにもう一段階低減されて小さく聞こえたら「ゴー(小)」
- 騒音(エンジン音)が、最も低減されて、遠くで聞こえる感じを「サー」という4つ音で表現します。
レビューはあくまでも個人的な主観です。人によって感じ方に違いがありますので、ご了承ください。
ザ・ダイソー
購入した耳せんは、5種類。
ザ・ダイソーの耳せんには、サイズの表記は一切ありません。
EAR PLUG with Case 耳せん ケース付き
▼耳せんの個数が多いので、お得感を感じます。
▼パッケージ裏面には、イラストで使用方法が書いてあり、わかりやすい。
▼耳せんは、3ペア(6個入り)。耳せんケースが付属します。
- レビュー
硬い。指で触った第一印象。
しかし、摘まむと反発力はスゴい。一瞬で元の形に戻る。
ここで紹介する100円ショップ耳せんの中では、1番の反発力。
指で先端を細くしてもすぐに元の形状に戻るので、耳穴に入れるの何回も失敗してイラつく。
機内の騒音は、ゴー(大)とゴー(中)の中間ぐらいに感じる。
機内アナウンスは、耳せんを付けていないときと、それほど変わらない印象。
耳せんの反発力は強いが、思ったほと遮音性能は高くない。
素材が硬いので、装着時は耳せんをしているというよりは、耳の中に”何か硬い異物”を突っ込んでいる、という感じがした。
EAR PLUG with String 耳せん ヒモ付き
▼パケージは、先にレビューした「EAR PLUG with Case 耳せん ケース付き」に似ている。
▼こちらもイラストで使用方法が裏面に書かれている。
▼青い耳せんが、2ペア。個別包装になっている。
- レビュー
触ると表面に少しベタつきを感じる。このベタつきは何だろうか?
指で摘むと元の形に戻るまでに、やや時間がかかる。
弾力性が弱いためか、耳の穴が完全に塞がらない。
機内の騒音は、耳せんを付けていないときと、ほとんど変わらない。
EAR PLUGS 耳せん ケース付き
▼いろいろなシーンでこの耳せんは有効ですよ〜、とアピール満載のパッケージ。
▼パッケージ違いが4種類もありました。買う側からすると、一体何が違うの?と思ってしまうが、中身はまったく同じ。
▼耳せんの形状は、先端が丸みを帯びていなくて筒状。
▼付属のケースも筒状で、長さ4.3cm。手のひらに収まる小ささ。
パッケージ裏面の写真を撮るのを忘れました。
裏面に装着方法の説明として、下記のことが書かれています。
- 指でできるだけ細くした耳せんを、耳の奥まで入れます。
- ゆっくりと膨らみ始め、体温で柔らかくなりピッタリとフィットします。
体温で柔らかくなる?
熱で形状が変化する耳せんなのか?
- レビュー
耳せんは、硬め。
指で摘まむと細くはなるが、なかなか元の形状に戻らない。
付属のケースから取り出すときに、耳せんがケース内側にくっついて取り出すのに時間がかかる。
先端が丸くないので、耳に入れるときは先をかなり細めないと入れづらい。
耳に入れると、ゆっくりではあるが膨らむ。やはり、体温が影響しているのか?
機内の騒音は、ゴー(中)ぐらいまでは低減されていないように感じる。それほど遮音性能は良くない印象。
機内アナウンスは、やや籠もって聞こえる。
EAR PLUG Spiral type 耳せん スパイラルタイプ
▼他の耳せんと違いポリウレタン製ではなく、材質は熱可塑性エラストマー。シリコンとは違うらしい。試していないのでわからないが、水中でも使用できるようだ。
熱可塑性エラストマーとは、プラスチックとゴム双方の性質を併せ持つ材料のようですが、私にはよくわからないので、気になる方はググってください。
▼使用方法に、「耳せんを回すように挿入する」と書いてある。
▼パッと見の第一印象は、”クリオネ”。その後、よーく見ると、ムーミンに登場する”ニョロニョロ”。そう感じてしまうくらい、この透明な耳せんに、何か惹かれるものがある。
- レビュー
サイズが大きいので、耳から”ニョロニョロ”がはみ出る。
直径が大きいからか、装着感はよくない。耳の中で違和感を感じる。
指で摘まむ部分が丸みを帯びていなくて、平らなので持ちやすい。
後述するセリアの「Soft Earplug おやす耳 水に強い立体3層構造スパイラルタイプ3D」と大きさ、形状は同じ。色が違うだけの製品か?
耳せんの中に空気の通り道のような穴が開いているため、遮音性ゼロ。
機内の騒音が、もろに聞こえる。
パッケージには書かれていないが、「気圧調整機能付き耳せん」と思われる。
Hello Kitty ケース付き耳栓
▼キティちゃんのパッケージは、子どもは喜びそうだが、40歳過ぎたオヤジが持つことに抵抗を感じる・・・。
▼ザ・ダイソーで売っている、ハローキティの著作権を持つ株式会社サンリオ公式グッズ。
▼ケースはかわいらしいが、耳せんの見た目は一般的なものと変わらない。
- レビュー
子どもが使うことを想定しているのか、非常に柔らかい。
キャンドゥ「持ち運びに便利 ケース付き耳せん」の次くらいの柔らかさ。
弾力性があり、指で摘まむとすぐに元の形状に戻る。
指で潰してもすぐに戻るので、耳の穴に入れるのに苦労する。4回目にしてようやく挿入できた。
子ども用としては、大きめのサイズではないか。
大人の耳に挿入しても違和感のないサイズ。
機内では、ゴー(大)が少し低減される程度。
騒音対策としてまったく効果がないわけではないが、耳せんをしていないよりマシなレベル。
セリア
セリアの耳せんも購入したのは、5種類。
1種類を除いて、ケース付き。
耳せん
▼商品名が、「耳せん」。そのまんまのネーミング。
▼パッケージ裏面には、イラストで使用方法をわかりやすく説明している。
▼セリアの耳せんの中で唯一、ケースは付属しない。表面はツルツル。
- レビュー
柔らかいが、弾力性は普通。
機内の騒音は、ゴー(中)まで低減されない。
耳に挿入すると、やや圧迫感を覚える。
装着感はそれほど悪く感じないが、これも他の耳せんと同様に何か変な異物を突っ込んでいる違和感がある。
ソフト耳せん おやす耳(みみ〜) 耳に合わせてゆっくりふくらむクッションタイプ
▼夜寝るときにお使いくださいというアピール感があるパッケージ。「おやす耳(みみ〜)」のネーミングは、オヤジギャグかっ!とツッコミを入れたくなる(あくまでも個人の感想です)。
▼ザ・ダイソーの耳せんと異なり、サイズが明記されている。
▼コンパクトで丸いケース付き。耳せんの見た目は、ごく普通。
- レビュー
硬め。
先に紹介したセリア「耳せん」よりも若干硬い。しかし、サイズは同じ。
機内では、ゴー(中)まで騒音が低減されない。
硬いからといって、遮音性能が高いわけではない。
ソフト耳せん おやす耳(みみ〜) 水に強い立体3層構造スパイラルタイプ3D
▼ソフト耳せん おやす耳(みみ〜)の”ニョロニョロ”形状バージョン。
▼ザ・ダイソー「EAR PLUG Spiral type 耳せん スパイラルタイプ」と同じく、原材料名に「熱可塑性エラストマー」と表記。シリコンではない。
▼指で摘まむ部分が、平らで持ちやすい形状。
- レビュー
ザ・ダイソー「EAR PLUG Spiral type 耳せん スパイラルタイプ」と同じ製品の色違いか?
キャンドゥ「持ち運びに便利 ケース付き耳せん スパイラルタイプ」ともサイズ、形状はまったく同じだが、色はセリアの方が僅かながら濃い。しかし、ほとんど見分けがつかない。
空気を通す穴もある。
こちらの耳せんも耳から”ニョロニョロ”がはみ出る。
遮音性能ゼロ。
機内の騒音が、もろに聞こえる。
パッケージには書かれていないが、「気圧調整機能付き耳せん」と思われる。
ソフト耳栓(ケース付き)
▼100円ショップ耳せんの中で唯一、透明なケースではない。
▼こちらもイラストで使用方法が記載されている。
▼透明ではないケースは、好みが分かれるのではないか。耳せんの見た目は、特徴もなく普通。
- レビュー
柔らかく弾力性がある。
サイズは、セリア「ソフト耳せん おやす耳(みみ〜) 耳に合わせてゆっくりふくらむクッションタイプ」よりも大きい。
遮音性能は、ゴー(大)よりも低減されるが、ゴー(中)まではならない程度。
この付属ケースは、他の透明なケースに比べて一回り大きい。
気圧調整機能付き耳せん
▼飛行機の下降時など、気圧の変化による耳の不快感を低減する耳せん。騒音対策には適さない。
▼使用方法には、「下降時はベルト着用のサインを目安に装着し、着陸後ドアが開いてから外してください」と書いてあります。
▼キャンドゥの「気圧調整機能付き耳せん」とまったく同じ製品。
- レビュー
ザ・ダイソー「EAR PLUG Spiral type 耳せん スパイラルタイプ」よりもサイズが小さい。
指で摘む部分は、ザ・ダイソーとは違い丸く平らではない。
耳の穴が小さい人向け、または子ども用の耳せんではないか?
サイズが合わないので、耳の穴が完全に塞がらない。
遮音性能ゼロ。
機内の騒音対策として、この耳せんを購入するべきではない。
キャンドゥ
キャンドゥで購入した耳せんも5種類。
ザ・ダイソー、セリアの耳せんと同様のものもあれば、この2社にはないアイマスク付き耳せんもありました。
持ち運びに便利 ケース付き耳せん
▼就寝時に使うといいですよ、というアピール感のパッケージ。
▼裏面の「圧迫感がなく・・・」のコピーライティングは、後述しますが本当でした。
▼耳せんだけを見ると、他の耳せんと変わりがないように感じる。
- レビュー
ザ・ダイソー「Hello Kitty ケース付き耳栓」よりも柔らかい。
この記事で紹介する100円ショップ耳せんの中で一番の柔らかさ。
弾力性はあるので、指で摘まんでも元の形に戻るが、ザ・ダイソー「Hello Kitty ケース付き耳栓」のように速くなはい。
装着感は、この記事で紹介する100円ショップ耳せんの中で1番楽だ。圧迫感がない。
耳穴に異物を突っ込んでいる違和感はないが、Moldex(モルデックス)と比べると・・・装着感がイマイチな感じがするのは、気にしすぎか?
機内の騒音は、ゴー(大)よりも下になるくらい。ゴー(中)にまで低減しない。
持ち運びに便利 ケース付き耳せん ひも付き
▼「持ち運びに便利 ケース付き耳せん」のひも付きバージョン。
▼裏面は、「持ち運びに便利 ケース付き耳せん」とほとんど変わらない。
▼落下防止のためのひもは、人によって邪魔に感じることもあるでしょう。
- レビュー
付属のケースが小さいので、使用後、このひもがを収納するときに難儀する。
その他のレビューは、「持ち運びに便利 ケース付き耳せん」と同じなので、割愛する。
持ち運びに便利 ケース付き耳せん スパイラルタイプ
▼ケース付きのスパイラルタイプ耳せん。ザ・ダイソーとセリアにもありましたよね。
▼「3段階のひだが外耳道にフィットして、イヤな雑音をシャットアウトします。」効き目がありそうなコピーライティング。
▼あれ?どこかで見たことがある色と形の耳せん。撮影中に気がつきました。
- レビュー
ザ・ダイソー「EAR PLUG Spiral type 耳せん スパイラルタイプ」、セリア「ソフト耳せん おやす耳(みみ〜) 水に強い立体3層構造スパイラルタイプ3D」と同じ製品か?
ザ・ダイソーとは色違いで、セリアとはほとんど見分けが付かない。
違いがあるとすれば、パッケージとケース。
指で摘む部分が平らなので、持ちやすい
機内でのレビューは、以下、セリア「ソフト耳せん おやす耳(みみ〜) 水に強い立体3層構造スパイラルタイプ3D」と同じ。
遮音性能ゼロ。
機内の騒音が、もろに聞こえる。
気圧調整機能付き耳せん
▼どこかで見たことがあるようなパッケージ・・・。
▼裏面もまったく同じですね。
▼色、形状、ケース、すべてが同じ。
- レビュー
セリアの「気圧調整機能付き耳せん」と同じ製品のため、レビューを割愛。
製造元が同じなので、セリアとキャンドゥの2社に製品を卸していることもあるのですね。
アイマスク+耳栓セット
▼100円ショップ耳せんの中で唯一、アイマスクとのセット商品。
▼耳せんだけでなく、アイマスクも欲しい方にはいいかもしれません。
▼製品の個体差なのか、耳せんが潰れていました。弾力性がないようで、潰れたまま。アイマスクは、生地が”ペラッペラ”。安っぽさが感じられます。
- レビュー
耳せんは、硬め。
他の耳栓よりも若干細く感じるのは、潰れているからか?
弾力性はなく、耳穴に入れても穴が完全に塞がらないので、騒音はそのまま聞こえる。
機内の騒音対策としての耳せん記事なので、アイマスクは機内で試していない。レビューなし。
機内の騒音対策に効果がある100円ショップ耳せんは?
「機内の騒音対策に最も効果がある耳せん」上位2つを独断と偏見で選びます。
・ベスト耳せん 該当なし
遮音性能だけを見ても、機内の騒音対策として満足できる耳せんが1つもありませんでした。
どの耳せんも遮音性能は、低い。
機内で快適に過ごすためには、騒音をいかに減らすかが重要になります。
別記事に書いていますが、私はMOLDEX(モルデックス)耳せんの遮音性能の高さを知っているので、100円ショップ耳せんでは、機内の騒音対策として使い物にならないと感じました。
グルメになると美味しい食べ物がわかるようになるのではなく、逆に不味い食べ物がわかってしまう。
いいモノを知ってしまうと、悪いモノの出来の悪さが目立って感じられるようになる例えです。
機内の騒音対策に最も効果がある耳せんはこれだ!「MOLDEX(モルデックス)使い捨て耳栓お試し9種類エコパック」を試してみた
・次点 該当なし
1番がないから2番もない。当然と言えば、当然です。
上記と同じ理由で、これはいいですよ、とオススメできる耳せんが残念ながら、ありません。
もし、MOLDEX(モルデックス)などの他社耳せんを使用したことがなく、100円ショップ耳せんだけしか知らないのであれば、いくつか候補に挙げることができるかもしれません。
強いてどれか1つだけ選ぶとすれば・・・
ダイソーの「EAR PLUGS 耳せん ケース付き」でしょうか。
ケースから取り出しづらいことと、先端が丸みを帯びていないので耳に挿入しにくいのが難点です。
遮音性能は高くありませんので、機内の騒音対策として過度に期待しないほうがいいでしょう。
ちなみに、この記事は機内の騒音対策としての耳せん特集なので、100円ショップの気圧調整機能付き耳せんが、機体下降時などの気圧の変化に有効なのかどうかは試していません。
気圧調整機能付き耳せんとして定評のあるサイレンシア フライト エアーと比較したらどうなのかについては、改めて実験したいと考えています。
MOLDEX(モルデックス)との比較
私のお気に入りアイテムの1つ、MOLDEX(モルデックス)の耳せん「6800 Pura-Fit(ピュラフィット)」を愛用しています。
MOLDEX(モルデックス)耳せんと100円ショップ耳せんとの比較ですが、
遮音性能、耳穴への挿入のしやすさ、装着感、どれをとってもMOLDEX(モルデックス)耳せんが圧倒的に上。
指で触ったときの質感もMOLDEX(モルデックス)耳せんのほうがいいです。
遮音性能・装着のしやすさ・装着感・質感:
MOLDEX(モルデックス) >>>>> 100円ショップ耳せん
遮音性能は、体感的に5倍ぐらいの差があるかなと感じました(言い過ぎか?)
値段も100円ショップ耳せんを買うよりは、ネットで「6800 Pura-Fit(ピュラフィット)」を購入した方が、単価が安い。
値段:MOLDEX(モルデックス)耳せん < 100円ショップ耳せん
100円ショップ耳せんは、値段が高い割に性能がよくないので、コストパフォーマンスは悪い。
さいごに
100円ショップ耳せんを実際に機内で使ってみた感想をまとめます。
どの耳せんも、耳せんをしていないよりかはマシな程度。
もっと突っ込んだ言い方をしましょうか?
100円ショップ耳せんは、遮音性能、装着のしやすさ、装着感、質感、どれもクソレベルだ!
機内で快適に過ごすために100円ショップ耳せんを買うくらいなら、MOLDEX(モルデックス)の6800 Pura-Fit(ピュラフィット)を自信を持ってオススメします。
番外編 付属の”ケース”は、使える
100円ショップ耳せんはクソレベルと酷評しましたが、付属のケースは意外と使えます。
私は耳せんを捨てて、ケースだけ流用していますよ。
▼「MOLDEX 使い捨て耳栓 お試し9種エコパック 純正ケース付」の付属ケース。使っているうちに、ヒンジ部が壊れてしまいました。
▼MOLDEX(モルデックス)の6800 Pura-Fit(ピュラフィット)を100円ショップ耳せんのケースに入れてます。
100円ショップやホームセンター、無印良品などで耳せんを入れて持ち運ぶのにちょうどいい大きさのプラスチックケースがありません。
ケースだけを目的に100円ショップ耳せんを購入するのは、アリです。