ソフトバンク回線のデータ通信専用SIMを提供しているNomad SIMを契約して、外で快適な通信環境を手に入れたのですが、2021年5月1日以降、月間100GBから50GBに制限がかかりました。
NECのモバイルルーターAterm MR05LNに「Nomad SIM」を2枚挿しで使っていますが、1枚解約です。
NECプラットフォームズ 自動SIM切り替え LTE モバイルルーター Aterm MR05LN ( デュアルSIM 対応 / nanoSIM...
二度の通信容量制限の経緯、解約手順と注意点、これから楽天モバイル との使い分けについての考えなどをお伝えします。
目次
ついに来た!2回目の通信容量制限
2021年4月24日、Nomad SIMから【重要】と書かれたメールが届く。
”嫌な予感”がしたので読んでみると、予想通り、通信容量制限についてのお知らせ。
メールと同じ内容が、ホームページのご案内に書いてあります。
Nomad SIM:Nomad SIM Basicプランに対しての容量制限につきまして
この”嫌な予感”については、以前に楽天モバイル の記事後半で触れています。
【楽天モバイル】ジャンクのモバイルルーターをBand3に固定化し、通信容量無制限で使用する
Nomad SIMとは別会社ですが、同じくソフトバンク回線を利用してデータ通信専用SIMを提供している会社にソフトバンクから制限が掛けられる可能性についてのニュースリリースがありました。
FUJI Wifi:2021年5月ソフトバンク回線の一部の利用者におけるサービス停止の可能性について
上記の記事で「ソフトバンク回線を利用してる○○Wi-Fi各社に波及するんじゃないかな?」と書きましたが、事前の予想通り、制限がかかってしまった。
もしかしたら今後、月間50GB → 25GBもあるのかな?
でも、サービス停止にならなかっただけでもよかった。
通信容量制限の経緯
Nomad SIMの通信容量制限は、今回が初めてではなく、二回目。
ソフトバンク回線のデータ通信専用SIMを提供している他の各社も同じじゃないかな。
Nomad SIMの通信制限の経緯は、
- 2019.07.01〜 月間上限300GB ¥5,280(税込) ← サービス開始当初。2019.12.01から¥4,620(税込)に値下げ。
- 2020.07.12〜 月間上限100GB ¥3,960(税込) ← ソフトバンクから事前の予告なく、制限がかかる。「PROプラン/300GB」から「
BASICプラン/100GB」に強制変更。 - 2021.05.01〜 月間上限50GB ¥3,740(税込) ← 今回の通信容量制限で解約せず継続利用なら「
BASICプラン/100GB」から「LITEプラン/50GB」に変更。
2度の通信容量制限で月間300GB → 100GB → 50GBになってしまった。。。
正直に言うと、今回の通信容量制限で上限が1000GBから半分の50GBになっても値段が半分にならず、僅か数百円の違いでしかないのは、ユーザーからすると「いや〜、それはちょっとどうなの?」と思いましたね。
せめて税込3,000円を切ってくれれば、これまで通り2枚契約を継続しようと思いましたが、経営的にそれは厳しいか。
ユーザーに3つの選択肢
Nomad SIM:Nomad SIM Basicプランに対しての容量制限につきまして
上記のご案内にも記載されていますが、今後の対応として3つの対応策が記載されていました。
▼今後の対応策(Nomad SIMホームページから引用)
①継続利用をご希望のお客様:LITEプラン50GB
私は、2枚契約しているので、とりあえず1枚だけ継続利用すると決めました。
なぜ1枚だけ残すのかというと、後述する楽天モバイルとの併用を考えたからです。
Nomad SIMが1枚もなくなってしまうと、正直キツイ。
2枚契約で月間上限100GB、¥3,740 x 2 = 7,480(税込)
コスパが悪い。
なので、1枚だけ解約。
②新製品の優先受付のご案内 (継続利用をご希望のお客様限定)
2021年6月に大容量のクラウドSIM対応ルーターの販売を予定しているとのことですが、月間上限と価格は、不明。
これについては、様子見ですね。
この記事を書いている時点で、判断材料がなく、こちらとしては対応のしようがない。
③ご解約をご希望のお客様
1枚解約しました。
違約金もなく、簡単に手続きできました。
解約手順は後ほど、解説します。
解約申請手続き
解約に違約金はかかりません。
実際の解約手順と注意点
ここからは、私が行った解約手順と注意点について解説します。
特に難しいことはなく、僅か2ステップですよ。
▼最初の記入項目(Nomad SIMから引用)
最初の記入項目で注意点がありました。
「MSN番号」
何だ、ソレ?って思いましたが、下に説明があります。
「お手元のSIMカードもしくは納品書に記載の080から始まる11桁の番号です。」
SIMカード到着して、ICチップが付いている部分だけ取り外して、使わない外側のプラスチック、あれ、名称なんていうのかな?
あれの裏に番号が書いてある。
それと納品書。
SIMカードが到着して、納品書を捨てた人いるんじゃないかな?
このMSN番号がわからなければ、お問合せフォームで対応してもらうしかないのでは?
私はですね、納品書をクラウドに保存しているのと1Passwordというアプリに記録しているので大丈夫でした。
▼画面下に当月末か翌月末のどちらで解約するかの選択肢(Nomad SIMから引用)
下に「BASICのお客様のみ20日以降も当月解約可能」と書いてます。
BASIC、つまり私のようにこれまで月間上限100GBの人は、20日以降も当月解約可能なので、月末の4月30日に解約申請しました。
▼入力確認画面(Nomad SIMから引用)
▼解約完了(Nomad SIMから引用)
あっさりと解約完了。ホント、簡単でした。
▼解約手続き完了から約6時間後にメールが届きました
解約後、後日談がありまして、解約SIMで12日間もデータ通信をしていたことが、後になってから気付きました。
【Nomad SIM】バグなのか?解約後、12日間もデータ通信ができてしまった
楽天モバイルとの併用を考える
Nomad SIM1枚だけだと、月間上限が50GBしかないのでガンガン使えないし、2枚契約だとコスパが悪い。
そこで、予め契約していた1年間無料キャンペーンの楽天モバイル 。
パートナー回線のauに接続するとギガが減るので、ジャンクのモバイルルーターに”一手間”加えて、ギガが減る心配がない楽天モバイル専用回線モバイルルーターを作成。
【楽天モバイル】ジャンクのモバイルルーターをBand3に固定化し、通信容量無制限で使用する
楽天モバイル専用回線があれば、Nomad SIMはいらないかと言われたら、この記事を書いている2021年5月の現状では、楽天モバイル専用回線だけでは心許ないですね。
楽天モバイル専用回線の不満点を羅列すると、
- 地方都市では圏外
- 屋内では電波が弱すぎる
- ネットの読み込みが遅い
主にこの3つですが、特に問題なのは、地方都市での圏外。
首都圏や関西圏などの大都市では、どういう電波状況なのか知りませんが、某北の大地では、数十万人規模の人口がある都市以外は、ノーシグナル。
なので、比較的人口が多い都市で電波があれば楽天モバイル 。地方都市ではNomad SIMと切り替えて使うつもりです。
そして、もう一つ、今後の使用方法として、私のWi-Fiルーターの使い方で最もギガを食うのは、OSやアプリのアップデート。
アップデートは、今後、外ではやらないで光回線かどこかの無料Wi-Fiを利用するか、または外でやるとしたら、楽天モバイル専用回線で行います。
楽天モバイル専用回線でアップデートすると、結構時間がかかるんですよね。
Nomad SIMでアップデートしたら、あっという間にギガがなくなってしまう。
ギガが減る要因に母とのFaceTimeもあります。
FaceTimeは、結構ギガを消費するんですよ。
でも、連絡が来たら、SIMを切り替えたりなんてやってられないよなぁ。
楽天モバイル は、1年間無料で使えるので、今よりも電波状況が改善されるはず。
無料キャンペーンが終わるまで使って、その後はどうするかは、それから考えます。
もしかしたら、楽天モバイルよりいいサービスが出てくるかもしれないし。
▼楽天モバイルについては、外でモバイル通信した2021年5月の通信量を公開しています。
【楽天モバイル】Band3に固定化し、通信容量無制限で使用した2021年5月の通信量を公開します
さいごに
FUJI Wifiのニュースリリースを知ったとき、Nomad SIMでも通信容量制限があるんじゃないかと思っていたら、予想が当たってしまった。。。
こうなるだろうと思って、1年間無料キャンペーンをしていた楽天モバイルを契約して良かった。
以上、Nomad SIM解約手順と注意点。そして、楽天モバイルとの併用について、お伝えしました。
っていうかさ、ソフトバンク本家が、ビジネス向けだけに解放している大容量データ通信SIMを月間100GBでいいから、一般ユーザーにも販売して欲しいよ。需要はあるんだから。
データ量が急増して回線を圧迫するから、やらないか。