iPhoneユーザーの私は、飛行機の搭乗券や宿の予約情報をできるだけ紙に印刷せずにiOSのWalletに入れて持ち歩きます。
神戸から新千歳空港へスカイマークで行く機会があったのですが、目的地の天候悪化で航空各社の新千歳空港行きの便に遅延や欠航が相次ぎました。
神戸空港でのチェックインを済ませ搭乗エリアで待っていても定刻通りに出発できず、そのときWalletのスカイマーク搭乗券を何度見ても、運航情報に変更がなかったことに気づきました。
この記事は、スカイマーク搭乗券をWalletに追加する手順と実際に使ってみて運航情報の変更が通知されなかった状況をお伝えします。
目次
Walletとは?
iPhoneユーザーならお馴染みの機能なので、特に説明が必要ないかもしれませんが、サクッと解説します。
以前はPassbookと呼ばれていましたが、iOS9.0以降はWalletになりました。飛行機の搭乗券や宿泊先の予約情報、クーポンや映画館の入場券などを集約できるiOS標準アプリです。
このWalletに入れておいた搭乗券を使って空港でチェックイン手続きを簡単に済ませることができます。
▼iOS標準アプリ”Wallet”(赤枠)
スカイマーク搭乗券をWalletに追加する手順
搭乗券をWalletに追加するためには、事前に以下のことが必要です。
- iOS9.0以降(iOS6.0以上8.4.1以下のiOSがインストールされている端末は「Passbook」に登録)
- スカイマークのチケットを購入済みであること
その他の条件といえば、Androidでは使用できません。(当たり前ですが)
では解説します。
手順1. スカイマークのスマートフォンサイトにアクセスする
iPhoneからスカイマークのホームページにアクセスします。
PCサイトではなくスマートフォンサイトです。スマホからのアクセスであれば、自動的にスマートフォン対応サイトにつながるので、ここはあまり意識する必要はありません。PCからアクセスするとPCサイトにつながります。
手順2. 「確認/購入/変更/取消/座席」をタップ
▼トップ画面に現れる「確認/購入/変更/取消/座席」をタップしましょう。(赤い矢印)
手順3. 搭乗日・便名・予約番号・氏名など必要事項を入力
▼搭乗日・便名・予約番号・氏名など必要事項を入力しましょう。予約番号は、チケット購入時に表示されます。もし忘れても、購入時に入力したメールアドレスに予約情報が届いているので、確認してください。
▼必要事項の入力が終わったら、画面下の「検索」をタップ。
手順4. 予約情報を確認しWalletに追加する
▼予約情報が表示されるので確認し、「Passbookに追加」をタップ。(赤い矢印)
なぜかWalletではなく、未だにPassbook。スカイマークはスマートフォンサイトの”手入れ”をしていないのかな?
▼予約情報とQRコードが表示されます。このQRコードは、チェックイン時に使います。画面右上の「追加」をタップ。(赤い矢印)
▼搭乗券がWalletに登録されました。画面右下の「i」マークをタップすると・・・
▼設定内容や詳細情報が表示されます。「自動アップデート」がオンになっていることを確認してください。運航状況や発着時刻に変更があった場合など、iPhoneの画面に通知されます。(通知されるはずですが、実際には1度も通知されませんでした。)
ちなみに、Walletに登録したスカイマークの予約情報を私が勝手に「モバイル搭乗券」と読んでいますが、スカイマークでは単に予約情報のみを登録したに過ぎず、搭乗券ではないとホームページで説明しています。
空港に到着したら、チェックインカウンターで「紙の搭乗券」を発行してもらわないとダメですね。
「モバイル搭乗券」だと思って、空港の保安検査場で一悶着あった経緯はこちら。
【スカイマーク】「紙の搭乗券でなければダメなんです!」モバイル搭乗券を見せても取り合ってくれない空港の保安検査にひとこと言ってやる!!!
遅延などの運行情報の変更が、通知されなかった・・・
実際に使ってみての注意点です。
Walletに搭乗券を登録していれば、予約便の遅延や欠航など運航状況に変更があった場合、iPhoneの画面に通知される仕様になっているはずです。しかし、スカイマークの遅延情報が一度も通知されませんでした。
▼結局、運行情報を知らせる空港内の電光掲示板を他の乗客と同様に何度も見に行く羽目になりました。
他社との比較になりますが、以前、ANA搭乗券をWalletに入れていたとき、15分の遅延でもその情報が通知されました。ANAの通知対応は素早いですよ。
電光掲示板を見に行く必要がなく手元で運行情報を確認できるので、Walletは便利です。
さいごに
たまたま今回だけ遅延などの運行情報の変更が通知されなかったのかもしれません。
大目に見てですが、大雪で離発着が大幅に遅れスカイマークが混乱して、Walletの通知まで手が回らなかったとも考えられます。
しかし、せっかくそうした便利なツールWalletに搭乗券を入れても、その機能を生かしていなかった2016年12月24日クリスマスイブの搭乗日。天候不良で航空会社が大変な状況であっても、しっかりと対応してもらいたいです。
後で気づいたことですが、もしかしたら、Walletにスカイマークの予約情報を登録しても、ANAと違って専用アプリではないので、うまく通知されないのかもしれません。