国際線に搭乗するときに、機内持ち込み荷物に液体物があれば、空港の保安検査場で検査を受けなければなりません。
透明なプラスチック製袋に入れなければならないことはなんとなくわかっていても、具体的にどんなモノを持ち込みしてはいけないのか、どれくらいの量ならO.Kなのか、イマイチよくわからない方もいると思います。
成田空港の保安検査場前に液体物のサンプルがあったので、紹介します。
どんなサンプルがあるのか、見てみましょう。
目次
「こんなモノも液体物!」のサンプル
保安検査場前にありますよ
▼成田空港第2ターミナル3階、国際線出発ロビーの保安検査場前に液体物のサンプルが展示されていました。
▼水分を含んでいるモノすべてが、検査対象の液体物。
このサンプルでは、上段右端の歯磨き粉とスキンクリームと目薬は、機内持ち込みO.K.
ただし、機内に持ち込むためには条件があります。
- 液体物は100ml以下の個々の容器に入れる
- 1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れる
- 1人1袋まで
マチ付きの袋は、縦20㎝以下 × 横20㎝以下で1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋であれば、使用できます。
100円ショップで売っている「機内持ち込みパック」は便利ですよ。下記の記事を参照してくださいね。
意外なモノも液体物
味噌やチューブ式液体調味料を機内に持ち込みできないのは、わかっていました。
アイスクリームは、凍らせた液体物なのでダメ。溶けたら液体になりますからね。
個人的に意外だったのは、一番右下にあるスノードーム。
スノーグローブ(英語: Snow globe)とは、球形やドーム形の透明な容器の中を水やグリセリンなどの透明な液体で満たし、人形・建物などのミニチュアと、雪に見立てたもの等を入れ、動かすことで雪が降っている風景をつくる物である。
日本ではスノードームとも呼ばれ、土産品や玩具として売られている。容器はガラス製のものが多いが、自作してオリジナルのスノーグローブを楽しむ人達もいる。販売時期としては、クリスマスシーズンに良く売れる。小型の物が主流だが、様々な大きさのものがある。土台にオルゴールを仕込んでありボール部がオルゴールのねじ回しになっており、オルゴールを鳴らす事で回転する仕掛けになっている物もある。(Wikipediaより)
どんなモノなのか、Googleで画像検索するとわかります。
おみやげとして購入して、機内に持ち込もうとする人がいるのかな?。これは、思いつかなかったなぁ。意外でした。
「100ml以下の個々の容器」のサンプル
▼こちらも保安検査場前。別なサンプルがありました。
▼機内に持ち込める「100ml以下の個々の容器のサンプル(左)」。
機内に持ち込める液体物の総量が100ml以下ではなく、個々の容器がそれぞれ100ml以下で、1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック製袋に入れてあればO.K.です。
さいごに
国際線の液体物に関する機内持ち込み制限は、どんな液体物がダメで、どれくらいの量ならO.K.なのかが細かいところまで利用客に伝わっていないのではないかと思います。
このブログでも液体物の記事にGoogle検索からのアクセスが特に多いのは、そのためでしょう。
液体物の機内持ち込み制限に不安な方は、成田空港の出発ロビーにサンプルがあるので、出発前に確認しましょう。
上記の関連記事でも書いていますが、液体物を透明なプラスチック製袋に入れずに保安検査場へ来てしまっても、日本の空港保安検査員は親切丁寧に対応してくれますよ。